ゲーム愛にあふれながら裏事情をばらす『悪趣味ゲーム紀行』
『悪趣味ゲーム紀行』(マイクロデザイン出版局/がっぷ獅子丸)
ファミ通と近いところに並んでいるゲーム雑誌は、ゲームの発表時期が近ければどれも内容は似たり寄ったり。
どこまでも効率を求めるやりこみには、あまり興味がない。裏コードにも興味がないから『ゲームラボ』をのけると、隣にたいてい『ゲーム批評』が置いてあった。
『超クソゲー』よりも先に知ったせいもあり、クソゲーと言ったらこっちが浮かぶ。
業界裏話とともに、名の通ったゲームのだめなところを伏字をいれて書く。ゲーム好きなら、伏字はほとんど意味がない。
けなしがうまくて、全く後味がわるくないのは、だめだだめだと言いながら、いかにだめかを詳しく言える程度にはやりこんでしまっている馬鹿っぽさを、あわせ持つせいかもしれない。
『ゲーム批評』本誌の読者欄で、ファミ通クロスレビューでプラチナ(レビュアー全員が満点)を叩きだした『ゼルダの伝説 時のオカリナ』を、批判していたものがあった。
ゼルダのまずさを指摘しながら、『天誅』を引き合いに出す。それでいて、ゼルダをやりたくないな、とは思わせなかったのを覚えている。
もっと時間をさかのぼれば、「攻略本」と称して、ゲームのあらすじ紹介をネタにした、でも落ちはおそらく適当な漫画があったり、舞台だけ借りたゲームブックが売っていたりした。
そういう解釈が楽しかった時代もあった。
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