枠を持ち込む考え方『野生の思考』
『野生の思考』(みすず書房/レヴィ・ストロース)
もともと、人類学に対する興味があった。
何で「構造主義」でくくられる、他の論者とレヴィ・ストロースにはへだたりがあるように思えるのか。
日々、システムがどうのこうの、構造的にどうのこうの、という「構造」「システム」は、どういう意味を持たせたくて使っているのか。
確かめたくて、読んでみたのは去年。
読み終わった直後には、現代からみれば、なにも特別なことは言っていないことがわかった、と思ったはずが、まだはっきりわかっていない。
自分の理解している論理とは、まったく別の論理でできあがったものを、こちらのやり方で批判することは、フェアじゃありません、ということだったか。
この考え方が、他のポストモダンの考え方に行き着くには、つながりは無いとは言えないけれど、飛躍があるようで、妙な気がしている。別物とすら思える。
時代背景や、モースの贈与論など、一回くらい聞いたことがないと、読み通すのはつらいと思う。
サルトルなどは全然知らないので、また他をあたってから読み直そうと思っている。
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